- 2010-07-19 (Mon) 00:42
- Diary
このところ家に引きこもって絵を描き続けているので、一週間ぶりぐらいの外出でした。
食料のストックがあるとつい、時間があるだけ絵を描いてしまう。ブログの更新も忘れっぱなしに。すみません。
外出ついでにスタジオジブリ新作、『借りぐらしのアリエッティ』を封切りの日に見てきました。以下、ストーリーのネタバレを控えつつ感想文。
『ハウルの動く城』に通じるところのある、雰囲気映画。娯楽作品かといえば否なんだけど、かといって途中でダレるような作品というわけでもなく、映画としてはきちんと成り立っているなあと。情感あふれる映像と音がずっと続いていく感じ。
自然物のドキュメンタリー映画とかに近いかも知れない。なので、ストーリー重視の人にはあんまりお勧めできない作品。まったりしたい人向けかも。いい意味でだいぶまったり出来た。
ジブリといえば映像だけど、今回はそれよりも音の使い方がすごかった。人間と小人たちとではこんなにもものの感じ方が違うのか、という様子が、映画館ならではの重低音、包み込まれるような音の感じも含めて、ちょっと極端なぐらいの環境音で表現されていて。もしこの作品が気になっているのなら、今のうちに映画館で見るといいと思う。
映像の方は、ちょっといつものジブリ作品より、動作の一つ一つがせっかちな感じがしたけれど、水の表現が好きでした。
あとは…ちょっとネタバレになってしまうけど、登場人物の一人の一部発言にちと腹が立って。そういう考え方に至った、その人物の置かれた状況には同情するけど、そりゃないだろうと。とはいえ、『映画としてない』んではなくて、その人物自体がちょっとどうなの、喝入れてやりたい、と思うような。そう考えると、その人の設定自体は他の人物としっかり対になっているので、それはそれでいいのかなあ、とも思ったりもするのでした。
でもまあうしろから蹴ってやりたい('皿')しっかりせーい!
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